2024.04.18

Instagram/facebook広告　4つの出稿方法

Yuji Tsukamoto

最近話題の詐欺広告の件で何かと取り上げられるmeta社ですが、様々な広告を検討されているビジネスユーザーにとって、利用者が多いInstagramなどのSNSへの出稿は、比較的安価にできるため、どうしても欠かせない媒体になっているかと思います。

Instagramに広告を出すことは比較的簡単に可能とは聞いているものの、実際に広告を出したい、となったらどうするか？

現在、４つの出稿方法があります。

それぞれ特徴があるので、簡単に解説します。

【一番簡単な方法】Instagramのアプリから出稿する
【比較的簡単な方法】（facebook）広告センターから出稿する
【ちょっと複雑な方法】meta business suiteから出稿する
【細かく設定可能】広告マネージャーから出稿する

1.【一番簡単な方法】Instagramのアプリから出稿する

Instagramのアプリからであれば、Instagramのアカウントを持っていれば、facebookアカウントが無くても出稿することができます。Instagramユーザーは、年齢層低め、女性多いという特徴があるため、訴求先が一致していて、とりあえず出せればいい、フォロワーを増やしたいと考えている場合は、気軽に出せて簡単な方法です。
但し、「投稿を宣伝する」という、Instagramに投稿した内容に対して広告が出すという手法となり、投稿が無いと出稿できないので注意が必要です。

また、Instagramのプロアカウントへ切り替えておく必要があります。
切替は、「設定画面」＞「アカウント」＞「プロアカウントに切り替える」から簡単に設定可能です。

2.【比較的簡単な方法】（facebook）広告センター

facebookページを使って広告を出稿する方法です。
facebookに慣れているユーザーにとっては、比較的簡単に出稿することが可能です。

広告目標、バナーなどのクリエイティブの入稿、オーディエンス、広告出稿期間、一日の広告予算を決めて、公開を押すことで、出稿までが速いことが特徴です。

この方法での注意点としては、
広告出稿期間は、今から終了日までの日数で設定するため、正確に何日の何時からという設定はできません。
広告予算についても、一日当たりの広告予算を決めることになります。通算の広告予算の設定ではありまんので注意が必要です。

但し、アカウント個人本人が出稿するのであればいいですが、広告代理店などに依頼するような代理で運用させる場合には、より細かく設定が可能な「Meta広告マネージャー」を利用するといいでしょう。

3.【権限付与やデータ一元管理が特徴】Meta business suiteから出稿する

どちらかというと、インスタの投稿予約などで既に利用されている方もいらっしゃるかもしれませんが、インスタ広告を出稿することも可能です。facebookページはどちらにしても必須ですが、Instagramアカウントが無くても出稿は可能です。

このMeta Business suiteは、管理権限の付与や、facebookやInstagramのデータ一元管理を得意としているツールとなっています。ABテストなども可能ですが、細かい広告の設定は「Meta広告マネージャー」の利用をお勧めします。

4.【細かく設定可能】広告マネージャーから出稿する

Instagram/facebook広告の高度な設定が可能です。
他の広告出稿方法ではできない、バナーなどの広告クリエイティブの細かい設定や、配信設定が可能です。
こちらも、Instagramのアカウントが無くても、Instagramへの出稿が可能です。

予算設定については、「一日当たりの平均予算」と広告設定期間に対する「通算設定」の2パターンが設定できます。
ここでの注意点は、一度広告キャンペーンを作成してしまうと、この2パターンを後から変更ができない広告キャンペーン単位の設定になるということです。また、「一日当たりの平均予算」なので、一日予算の上限ではない事にも注意が必要です。ただ、一日の上限の目安も一緒に表示されるため、参考にしながら設定するとよいでしょう。

Facebook社がInstagram社を買収したことで、それぞれの広告管理で使用していた名称や管理方法がごちゃ混ぜになり複雑化して、更に「meta」に社名が変わったことで、ごちゃごちゃに拍車が掛かって、このようになっている気がします。

「ビジネスマネージャー」が、「ビジネスポートフォリオ」に名称変更されたり、今後も名称が変更される可能性も高いので、ちょっと手が離れてしまうと思い出せなくなってしまいそうですね。「広告」というキーワードがあちこち現れるので、似たような項目に惑わされないように気を付けて設定していきましょう。